わかる!
日本一やさしい中学英語
017 代名詞 he she
このブログは、中学校の英語の授業がよくわかる、日本一やさしいブログです。
https://youtu.be/Ejjufyt1vfI
今回の内容
①代名詞(だいめいし)ってなに?
②英語の代名詞は男女別
③くりかえしを避ける代名詞
①代名詞(だいめいし)ってなに?
私のなまえは金子潤(かねこ じゅん)ですが、わたしを「じゅん」と呼ぶのは両親や昔住んでいた家の近所のおじさんやおばさんたちだけです。「金子」と呼ぶのは高校や大学の頃の友だちだけです。
ほっとすぺーすかたつむりの生徒たちは「先生」と呼びます。
人の呼び方は、その人との関係によっていろいろ変わります。
ところで、よく知らない人を話題にすることもありますよね?
たとえば、アルバムを見ながら、
「この人はだれ?」
こんなこともあります。名前も知らないし、直接関係がないから、呼びようがありません。そういうときには「あの人、その人、この人」などと呼ぶしかありません。
こういうことばのグループを
代名詞(だいめいし)
と言います。
人を表す代名詞には
あの人 その人 この人
あちらの方 そちらの方 こちらの方(ていねいな表現)
あちら そちら こちら(これも割とていねい)
あいつ そいつ こいつ(これはぞんざい)
などがあります。
②英語の代名詞は男女別
あの人 その人 この人
あちらの方 そちらの方 こちらの方
あちら そちら こちら
あいつ そいつ こいつ
日本語ではどの代名詞も性別に関係なく使えます。
でも英語の代名詞は男女別です。
そして、日本語のように丁寧さに応じて使い分けるということがなく、
he(男)
she(女)
この2つだけです。
③くりかえしを避ける代名詞
ぼくには弟と妹がいます。弟は小学校五年生です。学校には歩いて行きます。妹はお父さんが保育園まで送って行きます。
この文章の中には、主語が書かれていない文が一つあります。
「学校には歩いて行きます」です。書いてなくても、学校に歩いて行っているのは弟だ、とわかるので省略しています。
このように、
書かなくてもわかるときには
主語は省略してもOK
というのが日本語の特徴でもあります。
ところが英語では主語の省略は基本的にありません。つまり、
ぼくには弟と妹がいます。弟は小学校五年生です。弟は学校には歩いて行きます。妹はお父さんが保育園まで送って行きます。
このようにするということです。もちろん間違いではありません。でも、同じ主語をくりかえすとくどい文章になります。
そこで、こういうときにも代名詞をつかいます。この場合には「弟は」なので、he を主語にした文にします。
練習問題
文中の赤い字の部分を英語で書くとき、主語は ” he, she ” のどちらにすればいいですか?
ちょうど空車のタクシーが来たのでそのタクシーに乗りこんだ。「駅の北口まで」と告げると、「お客さんも祭りの見物にいらっしゃったんですか?」と運転手が尋ねてきた。四十代後半くらいであろうか、その女性運転手はこちらの答えを聞く前に「うちも息子が祭りを見るって、急に帰って来ましてねえ、いつだって突然来ちゃ、サッと帰ってしまって、本当に男の子っていうのは…」と、どうやら気まぐれな息子への愚痴が言いたかったようである。
「運転手が尋ねてきた」 この運転手は女性なので、she
「サッと帰ってしまって」 この息子は男性なので、he
今回は、
英語で文をつくるとき、
どんなことに注意すればいいか?
その確認をしました。もう単語がわかれば文をつくることができますよ!
このブログを読めるだけの日本語の力があれば、
だれでも英語はできるようになります。
あせらず、ゆっくり、休まずに、
一緒に勉強しましょう!
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